こんにちは。さくら鍼灸整骨院の岩田です。
インピンジメント症候群にならないためにはインナーマッスルのトレーニングが必要であることを前回までに述べましたので今回は具体的に話していこうと思います。
一般的にはチューブトレーニングが推奨されていますが、個人的にオススメなのが“てっぽう”です。“てっぽう”って言っても重火器の鉄砲ではありません。相撲の稽古で使われる用語で、腰割りの姿勢から柱へ向かって体重をすり足しながら張り手を打ち込む動作です。これは単純に張り手を柱にしていては意味がありません。自身の自重を柱に対して打ち込むことによって下肢―体幹―上肢の連動的なトレーニングになります。投球動作は連動的な動きですので全く似ていない動作のようでも身体機能を向上させる観点からは必要な動作であるのではないかと考えられます。
注意点としては“てっぽう”の標的はあくまで円柱状の構造物にお願いします。壁などの垂直構造物に対して行うと手首が壊れますので・・・柱ドンは何発でも大丈夫ですが壁ドンは一発だけでお願いします。