こんにちは。さくら鍼灸整骨院の岩田です。
今回は投球外傷についてです。
MISSUSEにより発症する投球外傷にはどのようなものがあるのでしょうか?外野手が思いっきりバックホームしたら肩が抜けそうな痛みが走ったり、投手が速球を投じる際に“パキッ”と鳴りながら痛みが走ったりなどがあります。重傷な場合にはその場でうずくまるほどの痛みに襲われることがあります。ヒトの身体はもともと上から物を投げれる構造にはなっていませんので投球動作はどうしても肩に負担がかかる動作なのです。もしチンパンジーが木の上の餌をオーバースローで当て落としていたら、それはダーウィン先生に報告して進化論の改訂をお願いした方がいいですね。
さて本題に戻りますが、投球外傷ですので肩の組織のどこかが損傷することに伴い痛みを感じることになります。具体的には関節唇損傷、腱板損傷、亜脱臼、骨折(上腕骨骨端線離解:リトルリーガーズショルダー)などの症例が考えられます。症状が軽いものは安静で再度投球が出来るようになりますが、組織は損傷していますので同動作で同部位に痛みが走りますので適切な治療が必要になります。もちろん重傷な場合は早期に適切な処置と治療を必要とします。