こんにちは、さくら鍼灸整骨院の岩田です。
さて明朝の天気予報は積雪ですね。そこで転倒予防についてのお話しをしようと思います。
そもそもなぜ路上の雪の上は滑りやすいのでしょうか?雪自体には滑る要素はありません。これはみなさんご承知でしょうから【雪とは空中にある水分が上空の低温により凝固していき結晶化し雪となり地上に降ってくる】のような解説はいりませんよね。では、なぜ”路上の雪”は滑りやすいのでしょうか?それは降り積もった雪の上から圧雪することにより表面に水分が付着することにより滑りやすくしてしまうのです。要は【雪+水分=摩擦係数の低下(滑る)】により転倒しやすくなるんです。正確な物理用語ではこうゆうのなんていうんですかねー!!まぁそれは後日・・・
ところで???
摩擦係数ってなんですかって思いません?【荷重をP、比例定数を μ とすれば摩擦力Fは F=μP である。このときの比例定数μを摩擦係数と呼び、面及び物体の材質や表面状態(凹凸など)によって定まる。】高校の物理学でやりましたよね?覚えてますか?自分がセンター試験を受験したときは大雪だった想い出が今でも思い出されます。ちなみに当院の治療は生体内でおこる生理潤滑理論というものを考えてやっています。バイオトライボロジーなんて名前でも呼ばれています。
ちなみに摩擦係数の例
・乾いたアスファルト … 0.7
・濡れたアスファルト … 0.5
・砂利道 … 0.55
・固くなった雪 … 0.15
・氷 … 0.07
明日の出勤・通学はいつもより早目に自宅を出て、足元に注意しながらゆっくりと歩きましょう!!雪の上を歩くうえでの注意点を上げてみましたので参考にしてみてください。
・小さな歩幅で、ゆっくり歩く。
・膝下は地面から垂直になるように接地する。
・股関節に重心を乗せた歩き。
通常の地面環境ではありませんので歩容も変化させていかなければ転倒リスクが高まりますので気を付けてくださいね。それでは今日よりも良い明日へ・・・Let’s Be Positive!!!!